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故郷
2007/02/26(Mon)
「ダム建設により、故郷が消える。」
公共工事の多かった時代には、このようなことが全国各地であったようです。
先週、私にも同じような出来事がありました。
1991年から1995年まで、私がお世話になった監査法人がこの夏で解体されるとの報道があったのです。
4年間という短い期間でしたが、たくさんの素敵な人たちと出会い(もちろん、嫌な人とも出会いましたが)、伝説の会計士と呼ばれる人にも接することができました。
彼らは、楽しい思い出や辛い思い出を共有した仲間であり、現在でもお付き合いのある人もたくさんいます。
私が曲がりなりにも現在の仕事ができるのは、「故郷」で会計人として鍛えられたおかげであり、仮に監査法人としての名前が消えたとしても、死ぬまで忘れることはないと思います。
最後になりましたが、自分たちの関係していないところで起きた問題にもかかわらず、社会からの批判に耐えながら、最後まで監査法人に残って頑張ってこられた方に敬意を表します。


メインバンク
2007/02/19(Mon)
TBSの日曜ドラマ「華麗なる一族」に少しはまっています。
私の生まれ育った高砂市に近い地域での実話に基づいているからなのかもしれません。
私の義理の父も姫路で鉄鋼に関する仕事をしており、ドラマのモデルとなった「SY特殊製鋼には残念ながら高炉は無い。」などと言って、テレビにかぶりつきのようです。
昨日の放送では、銀平さんが良い事を言いました。
「貴方には企業を育成しようという銀行家としての信念が無い。」
今の銀行にそのような信念があるか否かはコメントしません。
ただ、ドラマの中でよく出てくる「メインバンク」という言葉は死語になりつつあると思います。
メインバンクであるか否かに関わらず、内容の良いところには融資したいが、内容の悪いところには融資したくないというのが、バブル崩壊後の銀行の本音です。
ここでいう「内容」は会社の収益性です。
所有不動産の内容・銀行との取引年数といったものより、今後どれだけ利益を計上できるかが重視されるのです。
つまり、収益性向上の努力を行うことが、最良の銀行対策なのです。
最近、コンサル会社や一部の会計事務所などで、「銀行対策を代行します。」という広告が目立ちますが、外部者が、形式だけの利益計画や資金計画を取り繕っても意味は無いのではないかと思います。
経営者自らが、頭をひねって考えた利益計画や資金計画でなければ意味がないのです。
会計に携わる我々は、経営者に数字に強くなっていただくためのサポートを行っていくことが使命だと思っています。


第1回 クラスター・ファイナンス研究会
2007/02/12(Mon)
一昨日の2/10に、中央公会堂大会議室にて、上記のセミナーを開催しました。
この研究会は、私も参加しているコンサルティンググループである「Cluster Accounting&Tax Group」が主催する第1回目のセミナーであり、不動産及び知的財産の証券化ビジネスをテーマとしたものでした。
当日は、外部より専門家をお招きして不動産証券化ビジネスとコンテンツファンドビジネスの現状と課題について講演いただき、有意義な質疑応答・問題提起もなされました。
具体的な内容につきましては、ここでは書ききれませんが、少なくとも我々には大きな刺激となりました。
また、ご参加いただいた多くの方々とお会いすることができましたことも、非常にうれしく思っています。
我々としましては、今後も継続してこのようなセミナーを開催してゆきたいと思っております。
なお、Cluster Accounting&Tax Groupは独立した公認会計士4人(大保政二、前川健、藤本光二、原昇平)のコンサルティングネットワークであり、証券化ビジネスだけでなく、様々な経営支援業務を行っています。
近日中に、ウェブサイトをアップしますのでご期待下さい。


ハケンの品格
2007/02/05(Mon)
1月から、たくさんのテレビドラマがスタートしています。
個人的には大河ドラマは外せないのですが、その他にも惹きつけられるドラマが多いように思います。
「華麗なる一族」
「拝啓、父上様」
「わるいやつら」
などです。
中でも、「ハケンの品格」などは、会社が派遣社員を多用する世相を反映しているのかも知れません。
最近では、一般事務に限らず、特殊な専門技能を売り物にした派遣業も注目されています。
(マグロを解体できる人がいるのかどうかは知りませんが・・・)
会社が、正社員でなく派遣社員を多用する理由にはいくつかあります。
・コスト面(賞与・社会保険が発生しない)
・人事管理面(当たり外れがあっても、一定期間毎に見直可能)
・税金面(消費税の課税仕入として、消費税額を圧縮できる)
広い目で見た場合は、いずれも「コスト削減」につながります。
私は派遣制度を完全に否定するつもりはありません。
ただ、派遣社員をうまく使いこなせている会社は、実際のところ非常に少ないように思います。
派遣社員をうまく使いこなしている会社は、ルーチンワーク化した業務を派遣社員の方に担当させています。
そのためには、業務ごとに権限と責任が明確になっていなければならないのです。
「とりあえず社員の代わりにいろいろやってください。」ではお話になりません。
派遣期間が終了する度に、また仕事を教えなければならなくなるからです。
また、情報管理の面でも問題があります。
ドラマでも採り上げられていましたが、派遣社員が業務上知りえた情報を流出させるリスクです。
ここでいう「情報」は電子データだけをさすのではなく、業務の過程で見たり、聞いたりしたことも含みます。
これらの情報は、流出していることに最後まで気付かないことも多く、気付いたとしても手遅れになることもあります。
ドラマの設定のように、3ヶ月で人員が入れ替わる状況での守秘義務は、モラルという「神聖」であるがゆえに「曖昧な」ものに頼っているといわざるを得ないのが現状です。
コスト削減のために、もっと大事なものを失うことは、「本末転倒」のような気がします。


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