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住宅ローンの借り換え

先日、お客様の住宅ローン借り換えの相談を受けました。
その方の住宅ローンは来年から金利が大幅に上がる契約になっており、今のうちに低い金利の住宅ローンに借り換えることにしました。

借り換えといっても、住宅ローンは借入金ですので、金融機関による審査が必要となります。
金融機関は、融資先に支払能力があることを確認するために、様々な資料の提出を求めてきます。
会社の場合ですと、決算書・税務申告書・税金の納付書などを提出することが多いのですが、個人の場合は、「源泉徴収票」の提出を求められることが多いと思います。

今回融資を申し込んだ金融機関も、3年分の源泉徴収票の提出を求めてきました。
しかし、その方の手許に源泉徴収票はありません。
なぜなら、その方には複数の会社からの給与所得があり、毎年の確定申告書に源泉徴収票を添付して提出しているからです。

以下、銀行員とのやりとりです。
原「源泉徴収票は確定申告書に添付して提出していますので、ありません。」
銀行員「えっ!?そうなんですか!」
原「確定申告書の控なら今すぐに提出できますが、市役所で所得証明書を取ったほうがいいですか?」
銀行員「いゃ、源泉徴収票をお願いしたいんですけど・・・」
原「・・・(ダメだこりゃ!)」

結局、源泉徴収票を再発行して提出しました。

○○○銀行(第二地銀)の方にどうしても言いたい!!
「確定申告をしている人の収入(支払能力)は、源泉徴収票を見ただけでわかるのですか?」
「どうして確定申告書を見ようともしないのですか?」
「事業所得で大きな損失を出しているかもしれませんよ!」
「会社によっては源泉徴収票の再発行をしてくれないところもありますよ!」
「官公署発行の所得証明書より会社発行の源泉徴収票のほうがエラいのですか?」
長くなりますので、この辺にしておきます。

ちなみに、住宅ローンを借り換えた場合でも、住宅ローン控除を継続して受けることができます。
↓(国税庁タックスアンサー)↓
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1233.htm


信和綜合会計事務所(大阪の税理士法人)
http://www.shinwa-ac.net/
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