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内部統制

巷では、「内部統制」なる用語が使われることが多くなりました。

企業会計審議会によりますと、内部統制とは
企業の4つの目的
①業務の有効性及び効率性
②財務報告の信頼性
③事業活動に関わる法令等の遵守
④資産の保全
のために企業内のすべての者によって遂行されるプロセスのことをいいます。
要するに、内部統制は、財務報告の精度を確保することだけが目的ではなく、法令や定款の遵守といったコンプライアンスの確保までをも目的とする体制であるということです。

この「内部統制」は、金融商品取引法で、上場会社とその連結子会社に要求されています。
また、会社法でも、取締役会設置会社である大会社(資本金5億円以上、または負債総額200億円以上の会社)などに要求されています。

ただし、上記以外の会社には、内部統制が不要ということではありません。
内部統制の目的から考えますと、すべての企業・組織体に内部統制は必要なのです。
でも、あまり難しく考える必要はありません。
そもそも、内部統制の全くない企業などは存在しないのです。
・金庫・書庫には鍵をかける。
・飲酒運転をしないよう社内で啓蒙活動をする。
これらも内部統制の一環です。
つまり、経営者が必要と考える内部統制のプロセスを社内でルール化することが重要なのです。

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日時  平成19年9月11日 13:30~15:30
主催  株式会社BizNext http://www.biznext.co.jp/
テーマ 今からはじめる内部統制
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信和綜合会計事務所(大阪市中央区の税理士事務所)
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