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七回忌

今週、長い間お世話になった会社の社長の七回忌法要があります。

その社長とは私が開業して間もないころからのお付き合いでした。
私とは親子ほど年は離れていましたが、別荘のある函館によく連れて行っていただいたり、仕事帰りにパチンコによく連れて行かれたりするなど、とても親しくさせていただきました。
仕事の関係で何度も一緒に台湾(台南)や香川県に行ったことも良い思い出です。

その方は、知り合った時には個人事業者として工作機械の設計・製造・販売をされていました。
取引規模が大きかったこともあり、私が関与するようになってすぐに株式会社化し、私も取締役(非常勤)に就任しました。
それから十数年、会社は概ね順調に利益を積み上げていきましたが、今から約7年前に社長の病気が発覚しました。
病気が発覚した時には既に手術ができない状態だったのですが、社長は痛みをこらえながら最後の大口の工作機械の設計に命を削りました。
その姿は忘れることができません。
そのおかげで親族である株主に多額の残余財産の分配を行うことができ、遺族の皆様は不自由なく生活されています。

毎年命日にはお参りのために訪問していますが、あれから六年経ったのかと思うと、時の過ぎる速さを痛感します。
ボヤっとしていると、あっという間に老人になってしまいます。

毎日を精一杯生きているか?という問いに胸を張って答えられるようになりたいものです。


税理士法人信和綜合会計事務所(大阪市中央区)
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