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クライスラーは破産?

先月末、アメリカの自動車会社「クライスラー」が連邦破産法の申請をしました。
クライスラーはGMやフォードよりかなり規模が小さいものの、アメリカ自動車産業のビッグスリーの一角であり、予測されていたとは言っても「倒産」はショッキングなニュースでした。

報道では、「連邦破産法」という用語が使用されることが多いですが、クライスラーは破産して清算する予定ではありません。
イタリアの自動車会社「フィアット」やアメリカ・カナダ政府の支援により、再生を計画しているようです。

日本では、清算型の倒産手続は「破産法」・「会社法(特別清算)」に、再生型の倒産手続は「民事再生法」・「会社更生法」に規定されています。
これに対し、アメリカでは、「Bankruptcy Code」という一つの法律の中に、清算型の倒産手続や再生型の倒産手続などが規定されています。
例えば、Chapter7(第7章)には清算に関する規定があり、Chapter11(第11章)には再生に関する規定があります。

この「Bankruptcy Code」のことを「連邦破産法」と訳しているようなのですが、破産という清算型手続だけを規定した法律ではないため、「連邦倒産法」と訳したほうがよいと思います。
また、今回クライスラーは同法の「Chapter11」に基づく申請をしたのですが、「Chapter11」は一つの条文ではなく複数の条文で構成されていますので、「11条」と訳すのではなく「11章」と訳すほうが正しいでしょう。
少し語呂は悪くなりますが・・・

ところで、クライスラーは再建できるのでしょうか?
さらに、GMやフォードなどのアメリカの自動車産業は再生できるのでしょうか?

残念ながら、私には分かりません。

ただ、確実に言える事は、環境性能を含めた品質では、日本メーカーの車は外国メーカーの車に負けることはないということです。
アメリカ車などは日本車に比肩することすらできません。
為替が極端に円高に振れていた昨年秋から年初の頃とは異なり、最近は為替水準も安定しつつあります。
同等の価格水準であれば、日本製品は世界のお客様に選ばれるのです。
自動車産業に限らず、日本メーカー(日本人)はもっと自社製品に自信と誇りを持つべきではないでしょうか?


信和綜合会計事務所(大阪の税理士法人)
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