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天災

最近、台風や地震などが各地で頻発しています。

このような天災は、一瞬にして大切なものを壊すことがあります。
財産(家・自動車など)
職業(勤務先・得意先など)
人間関係(地域コミュニティなど)
だけではありません。
場合によっては、生命までも奪われることがあります。

私が体験した最も大きな天災は1995年1月17日の阪神大震災です。
あの時、6千人を超える多くの方が、心の準備もなく、自分の意思に反して、お亡くなりになりました。
当時は、悔しさというより、虚しさを感じたように記憶しています。
同時に、生き残った人間として、
「このまま勤務会計士をやっていてはいけない。」
「思いきってやりたいことをやってみよう。」
と思い、勤務していた監査法人を退職し、独立開業することに決心したのです。

阪神大震災の翌年の1996年に、私は26歳で独立開業しました。
知識・経験も少なく、最初の頃はいろいろと苦労しましたが、多くの方に教えていただいたり、助けていただいたおかげで、何とか現在に至っております。
この場をお借りして、お世話になった方々にお礼を申し上げます。
また、必ずご恩返しをすることを誓います。

最後になりましたが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。
また、被害に遭われた地域の一日も早い復興を祈念しています。

故郷

「ダム建設により、故郷が消える。」
公共工事の多かった時代には、このようなことが全国各地であったようです。
先週、私にも同じような出来事がありました。
1991年から1995年まで、私がお世話になった監査法人がこの夏で解体されるとの報道があったのです。
4年間という短い期間でしたが、たくさんの素敵な人たちと出会い(もちろん、嫌な人とも出会いましたが)、伝説の会計士と呼ばれる人にも接することができました。
彼らは、楽しい思い出や辛い思い出を共有した仲間であり、現在でもお付き合いのある人もたくさんいます。
私が曲がりなりにも現在の仕事ができるのは、「故郷」で会計人として鍛えられたおかげであり、仮に監査法人としての名前が消えたとしても、死ぬまで忘れることはないと思います。
最後になりましたが、自分たちの関係していないところで起きた問題にもかかわらず、社会からの批判に耐えながら、最後まで監査法人に残って頑張ってこられた方に敬意を表します。

大阪市中央区の信和綜合会計事務所
http://www.shinwa-ac.net/

あっという間の15年

11月になりました。
先月、またひとつ年をとりました。
早いもので、平成3年10月に公認会計士2次試験に合格してから丸15年が経過したことになります。
最初の4年間は、中央新光監査法人(現みすず監査法人)に勤務していたのですが、当時の10年以上のキャリアを持つ先輩会計士というと、すごい人たちが多かったように記憶しています。
現在も、当時よりお付き合いのある先生がいらっしゃいますが、
なかなか追いつくことはできません。
私が進歩していたとしても、その先生も進歩しているからです。
進歩には、学ぶことが必要だと思います。
「学ぶ」ことには本で勉強するということだけではなく、「調べる・考える・経験する」ことなどを含みます。
これは、会計・税務に携わる仕事をしているか否かに関わりません。
また、経営者であるか従業員であるかにも関係ありません。
社会に必要とされ続けるためには、学ぶことが必要なのです。
最後に、私の座右の銘です。
「学ぶことで才能は開花する。」
by諸葛亮

大阪市中央区の信和綜合会計事務所
http://www.shinwa-ac.net/

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