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発令式

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先日、箕面市役所に行ってきました。
平成28年4月1日に箕面市行政不服審査会の委員に弁護士2名と私が任命されていたのですが、その発令式に出席するための訪問でした。

同じ日に大阪地方裁判所と大阪簡易裁判所の民事調停委員にも再任されました。
今回で2回目(2年毎)の再任なのですが、4年前に初めて任命されたときには「発令式」などなかったような気がします。

発令式ってどんなことをするんだろうと思いながら、朝9時すぎに指定の場所まで行くとすぐに市長室に連れていかれました。
その後、市長から名前を呼ばれて辞令書を受け取るという一連の展開でしたが、悪いものではありません。
私などよりもかなり若く、とても元気のよい市長が印象的でした。
箕面市は子供の人口が増加し続けているということもあり、保育所に入れない待機児童をいかに解消していくかについて、市長は熱く話されていました。

行政不服審査会とは、行政不服審査法の改正により、国の機関や自治体に設置が義務付けられた諮問機関です。
発令式の後、第一回の行政不服審査会が開かれ、委員の互選により会長と代務者が選任されました。
始まったばかりの制度ですので、いまだ手探り状態にも至っていない状況です。
とても責任の重い仕事ではありますが、精一杯務めたいと思います。

セミナー

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先週の金曜日にセミナーを行いました。

今回は士業の方を対象としたセミナーで、テーマは「名義預金」でした。
↓過去の名義預金に関する記事はこちら↓
http://www.shinwa-ac.net/cgi/blog/archives/81.html

会場は大阪弁護士会の14階の会議室で、3面がガラス張りのため、大阪の街が一望できました。
写真は会議室から西の方角の景色です。

10年ほど前まではセミナーの講師をよく引き受けていましたが、ここ数年は時間がなくて引き受けるのを躊躇していました。
しかし、色々とお付き合いもあり、最近はできる限り引き受けることにしています。
恥ずかしながら、昔は公認会計士試験の受験学校で「伝説の講師」を自称していた私ですが、週に何度も講義をしていた時代と同じようには話すことができませんでした。

しばらくは経験という名のリハビリが必要です。


税理士法人信和綜合会計事務所(大阪市中央区)
http://www.shinwa-ac.net/

2013合格発表

先々週の12月15日に、公認会計士試験の合格発表があったようです。
実は、お客様に大手監査法人の監査があり、その監査法人の人から今年の合格発表日を聞いていたのですが、昨日まですっかり忘れていました。

思い返すと、私が合格したのは平成3年ですので、それから丸22年が経過したことになります。
職業的専門家として、いやそれ以前に人間として、自分の進歩のなさに恥じ入るばかりです。

ところで、合格者数は、前年より約12.5%も少ない1178人で、平成18年に新試験制度に移行して以来、最少の合格者数となりました。
合格率は8.9%ということなので、昨年までよりは若干広き門となったようです。
↓昨年のコラム記事↓
http://www.shinwa-ac.net/cgi/blog/archives/355.html

それにしても今年の合格者はラッキーです。
聞くところによると、大手監査法人だけで新規採用予定は1000人を超えているといわれていますので、ほとんどの合格者が監査法人でキャリアのスタートを切れる見込みだからです。
昨年まで騒がれていた「試験合格者の未就職問題」も解消されることを願っています。

アベノミクスの成果とも考えられますが、株式の新規公開数も回復しており、監査法人も人手不足になっているようです。
かといって、監査ツールに頼りきり、経験の浅い人たちばかりで監査をしていると、そのうちエラいことになるのではないかと危惧しています。
大手監査法人はその辺も含めてリスク管理をしているのでしょう。
職業的専門家として、そう信じるしかありません。


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会長声明

昨日、公認会計士協会の会報(機関紙)を整理していたのですが、「会長声明」なるものが1ページ目に掲載されていました。
テーマは「適切な監査時間及び監査報酬について」です。
その最後の段落を下記に抜粋します。

「会員各位におかれては、我が国の公認会計士監査を取り巻く環境を踏まえ、効率的な監査の実施を前提としつつ、監査の品質の維持・向上には、合理的に見積もられた適切な監査時間の確保が求められることを深く認識するとともに、監査報酬については「業務の内容又は価値に基づいた報酬を請求する」(倫理規則第21 条)ことにも意を払い、監査実務の充実に努められることを強く要望する。」

何を今さら甘いことを言っているのかという気がしますが、これを読む限り、以下のような監査法人が少なからずあるということになります。
・監査に必要な監査時間が合理的に見積もられていない。
→結局のところ、監査報酬に合わせて監査時間を決定しているのではとの疑念を拭えません。実際、同規模・同業の上場会社の監査報酬に倍以上の差があるケースもあります。
・価格競争をしている。
→監査法人も営利企業なので価格競争が働くことは自然なことですが、そうまでして獲得したクライアントに厳しいことが言えるのでしょうか?また、そのような状態で、監査先企業との独立性など保持できるのでしょうか?

私は以前のコラムにも書きました。
↓以前のコラムはこちら↓
http://www.shinwa-ac.net/cgi/blog/archives/332.html
監査法人は監査先企業から監査報酬を貰っている以上、「経済的独立性」などは最初から存在しません。
そんなものは、どこかの国の学者が、屁理屈を捏ねて造り上げた「まやかし」に過ぎません。

監査をやらない私が言うのは筋違いかもしれませんが、私は監査法人に求められるのは「職業倫理」と「誇り」ではないかと思います。
しかし、これらは目に見えないものであり、公認会計士協会が規制できるものではありません。
そうなると、監査の結果責任を重視し、適切な監査を怠って重要な虚偽記載(俗に粉飾)を見逃した監査法人には、厳罰をもって対処するしかありません。

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新居祝い

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昨日、友人の新居祝いを兼ねて、妻とともにご自宅を訪問しました。
ご自宅はマンションの高層階(27階)ということもあり眺めは最高でした。
写真に移っているのは中之島のリーガロイヤルホテルです。
平日は周りのビルのライトでもっと綺麗だそうです。

彼は大阪を代表する税理士法人を主宰する公認会計士となりましたが、15年ほど前は安物の居酒屋で私たちと共に酔っぱらっていた人です。
それが今では大きな差をつけられてしまいました。
しかし、私などとは比較できないぐらいの努力と工夫をされてきた人なので、嫉妬はありません。
羨ましさは若干ありますが。。。

ここまでくれば、彼の税理士法人には是非とも日本を代表する会計事務所になってほしいです。
頑張って!E崎さん。

方向性は違いますが、私も頑張らねば!

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2012合格発表

先日、2012年の公認会計士試験の合格発表がありました。
合格者数は旧2次試験合格者除いて1,301名で、合格率は7.4%となっています。
監査法人への就職難もあり、合格者を絞っているのかと思いますが、受験者数が少し減少しているのが寂しい限りです。

(過去の合格者数と合格率)
    合格者 合格率
2012年:1,301人( 7.4%)
2011年:1,447人( 6.4%)
2010年:1,923人( 7.6%)
2009年:1,916人( 9.4%)
2008年:3,024人(15.3%)
2007年:2,695人(14.8%)
2006年:1,372人 ( 8.5%)
2005年:1,308人( 8.5%)
1991年: 638人( 8.9%)←恥ずかしながら私の合格年次です。

合格者と合格率の推移を見る限り、試験制度改革を行った直後の2007年と2008年が突出して合格しやすかったようです。
それに対して、最近4年の推移を見ると、完全に旧試験制度の難易度に戻っています。
受験する年によってこれほど差があってよいものでしょうか?
本当に、受験生が気の毒です。
(もちろん優秀な人も多くいるはずの2007年・2008年の合格者も含めてです。)

一人でも多くの合格者が「監査法人」で第一歩を踏み出せることを祈ります。

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不惑+3

昨日、恥ずかしながら43回目の誕生日を迎えました。
知らぬ間にどこから見ても完全に中年となってしまいました。

年齢とともに体力と気力の衰えを感じずにはいられません。
例えば、数年前を最後に仕事で徹夜することはできなくなりました。
また、繁忙時に頻繁に掛かってくる携帯電話を煩わしく感じたりすることもあります。

私の事務所は基本的に、私本人が外回りとしてお客様対応をするというスタンスをとっています。
しかし、それをいつまで続けられるのか、または、いつまで続けるべきなのかを考えなければならなくなってきました。
以前にも同じようなことを書きましたが、自分のやりたい業務・やるべき業務について本気で考え直したいと思います。

とはいっても、まだまだ老けこむ歳ではありません。
今年の11月で試験合格後22年目に入りますが、平均年齢60歳以上といわれる税理士業界ではまだまだ「若手」の部類に入ります。
その時が来るまで精いっぱい頑張るとともに、その時のための準備をしておくしかありません。

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自戒の勉強会

先週の土曜日に勉強会がありました。
勉強会といっても堅苦しいものではなく、公認会計士5人で監査・会計の特定のテーマについて発表し、気軽に議論する形式でした。
参加したのは古くからの知り合いばかりで、一緒に仕事をしたことのある人もいました。

勉強会は長時間に及びました。
議論の内容は大したことはなかったのですが、彼らからは多くの刺激を受けました。
「彼らはブレていない。」

それに比べて自分はどうなのか?
彼らとは仕事の内容が完全には一致しないので単純に比較することはできませんが、自分の仕事に対するスタンスについて考えさせられました。
「税理士業界が○○の方向に向かっているので、自分もそれに合わせよう。」
ここ数年、自分が周りに流されすぎていたことに気付きました。

知らぬ間に40歳を過ぎ、現役の会計人として活躍できる時間は限られてきています。
自分のやりたい業務・やるべき業務について、再度考えたいと思います。


信和綜合会計事務所(大阪市中央区の税理士法人)
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税理士をお探しの方がいらっしゃいましたら、信和綜合会計事務所に是非ご紹介ください。

初めての・・・

先週は初めての・・・が二つありました。

ひとつ目はfacebookです。
かなり以前から友人にやったらどうかと言われていましたが、ようやく始めました。
実際に始めたのは連休の最終日からですが、もうすでにハマっています。
小学校の塾で一緒だった友人と30年ぶりに話したり、最近あまり交流のなかった人と情報交換できたりと。
なぜもっと早く始めなかったのかと後悔しています。

http://www.facebook.com/

もうひとつは、民事調停委員としての最初の業務を行ったことです。
守秘義務の関係で事案の内容を書くことはできませんが、改めて大変な仕事だなと感じました。
とはいっても、まだまだ他の調停委員に頼り切っている状態です。
残念ながら社会貢献といえるまでには程遠く、更なる研鑽が必要なのでしょう。
月に一回程度の勤務ですが、精一杯務めるつもりです。

ところで、調停委員の控室で座っていて感じたのですが、調停委員は年配の方が多いような。。。
少し就任するのが早すぎたのかもしれません。


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民事調停

4月1日付で最高裁判所より大阪地方裁判所及び大阪簡易裁判所所属の民事調停委員に任命されました。
今回の任命は公認会計士協会からの推薦によるものですが、身が引き締まる思いです。
月に一回ほどの執務ですが、社会貢献の一環として、精一杯務めるつもりです。

ところで、民事調停という制度をご存知でしょうか?
大昔から存在する制度ですので聞いたことがある方も多いかと思いますが、民事調停は裁判外の紛争解決手続のひとつです。
具体的には、裁判官と二人以上の民事調停委員が紛争当事者双方の言い分を聞き、話し合いによる解決をサポートする制度です。

民事調停には以下のメリットがあります。
・手続が簡単である。
・費用が安い。
・裁判より短期間で解決できる場合がある。
・裁判と違って非公開である。
・調停の成立は判決と同じ効力がある。

しかし、以下のデメリットもあります。
・相手方には調停に出席する義務はない。
・話し合いがまとまらず、調停が不成立となることも多い。
・調停が不成立の場合、訴訟に移行することがある。

いずれにしても、双方とも話し合いによる解決を望んでいて、費用や時間をかけたくないという場合には、非常に有効な解決手続といえると思います。
問題解決のためには、民事調停委員が先入観にとらわれず、公正不偏の姿勢で双方の意見を聴くことが最も重要ではないかと思います。


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